お風呂で聞いた声 投稿者:らむね

ニ年くらい前の話です。お風呂での出来事でした。

姉妹三人でお風呂に入りながら、コープスパーティーの話を妹のYとしていました。
ゲーム実況からコープスパーティーを知り、次回はどうなるんだろう、幽霊の雪ちゃん可愛いねという内容でした。

それから、数分後に体を洗っていると、私の背後、脱衣所の方から女の子の声が聞こえました。
Yと一番下の妹のAは浴槽に浸っていて、Yにも、その声は聞こえたそうです。
Aは聞こえていないような反応でした。
Yも私の背後から聞こえたと言っていました。

リビングには、母がテレビを見ていましたが、それまでテレビの音は一切聞こえなかったし、母は声を出していなかったそうです。
もちろん、YもAも喋っていなかったので、Yの声でもAの声でもありませんでした。

早く体を洗い、風呂場で三人で体を拭いていても、やっぱり怖くてYが歌を歌い始めました。
私もAも加わって三人で円を作り、何故かカゴメの歌を歌っていました。

そして、最後の後ろの正面だぁれー?と歌い終わったときにもまた、女の子のふふっという笑い声が今度は風呂場の壁の方から聞こえました。
さっきと同じ声で、私の声でもAの声でもYの声でもありませんでした。
二回歌いましたが、二回目は声がしませんでした。 

女の子の声が聞こえたのは、その日だけでしたが、本当に怖かったです。
Aが私達を驚かせようと嘘をついたのかもしれませんが、声が聞こえる前に幽霊のことを話していたので、幽霊が寄って来たのかなと思います。
もしかしたら、その声の犯人が雪ちゃんかも…?と勝手に思っています。(笑)

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喝! 投稿者:らぶ

父の体験した話です。

怖い話ではないですが、心霊体験です。(こんなので良いのかあれですが・・・)

父は車で通勤しており、当時仕事も激務で、帰宅中に日付が変わる事もあったそうです。
そんな中で帰宅しているものだから一度だけ高速運転中にものすごい眠気に襲われたそうです。

眠気に逆らえず、目を閉じてしまった時でした。
バシンっ!!とハンドルを握る手が叩かれたそうです。もちろん車に乗っているのは運転者の自分だけでした。
その衝撃で起きた時には左側に車が寄っており、ぶつかる寸前。すぐにブレーキを踏んで事なきを得たそうです。

多分ご先祖さまが助けてくれたんだろうと笑っていました。
その体験をしてからは眠気がやばい時は車で寝るようにしたそうです。

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カカレテカタラレタタラレテ 投稿者:GSY-UcD

私は、とある部屋で目覚める。

『ククク…もう月明かりが、雲で隠れてしまったわね。』
灯りが無い部屋の中で、1人コーヒーを飲む音と女性だろうか?声が聞こえる。
『あら、ごめんなさいね?私…こんな夜の景色が好きなのよ。』
女性は、コーヒーカップをテーブルに置いて近くにある椅子に腰を降ろした。

『如何だったかしら、私の話は?あまり退屈にはならないように話したつもりなんだけどもクフフ。』
女性は、笑みを浮かべ綺麗な脚を組んで感想を求めてきた。

『何?その顔…感想の一つも言えないのね?つまらない…男。やっぱり、私が興味を持つのはフフフ。』
女性は、手を頬に当てながら言ってきたが急に興奮しはじめた。

『私は…貴方無しでは。だから…お前みたいな畑の肥やしにもならない言葉しか言えない野郎はぁっ!ブタ箱がお似合いなんだよ! 』
女性は、豹変し襟首を掴み牢屋へと私を投げ入れた。

『アハァ?不様だなぁっ!?貴様に勿体無いくらいのスイートルームだから感謝しろ?アハハハハハハハ!』
女性は、高笑いしながら部屋を後にした。
手首に手錠を掛けては無く、思ったより不自由では無い。

と思った三日後……。

あの女性と…娘だろうか?中学生ぐらいの見た目をした子供と入ってきた。
そして、娘?を椅子に座らせる…すると女性は紙の束をテーブルに置いた。
『ふふ、いい?目の前に惨めな男がいるでしょう?アイツは、何でもないから作品作りに励みなさい。』
女性は、ニヤリと笑みを浮かべ…そのまま部屋を立ち去った。

少女は、紙を1枚取るとスラスラと鉛筆にて書き始めた。

何を書いているのか気になり、聞いてみたのだが。
「気が散ってしまったじゃない!どうしてくれるのよ!あぁん!?」
見た目とは、裏腹に豹変した。
「期待に答えなければ、帰れないのよっ!」
少女は、近くにあった鉄パイプにて格子を殴り金属の衝突にて生じる音で苦しめて来た。

「お父さん、お母さん。」
少女は、泣き崩れた。
心配になり、声を掛けた。

「アンタ何かに、心配される筋合い何て無いわよ!?」
少女は、そう言うと椅子に座りまた筆を進めたのであった。
スラスラと流れるように書き進めていき、どうやらある程度終わったようだ。

そこで、少女は部屋に付いたベルを鳴らすと先程の女性がやってきた。
「出来たわよ、取り敢えず1枚。」
少女は、女性に何かを書いた紙を渡す。
それを女性がニマニマした顔で、読み進めていき読み終わると少女の頭を撫でた。

『ふふ、いい出来よ。この調子で頼むわよ?さてさて…これで実験が捗るわ。』
女性が何気なく言った実験とは?気になってしまい…聞いてみた。
『はぁ?何の実験かって?まぁ、お前も貴重なサンプルだ。見せてあげるわクフフ。』
すると、女性は牢屋の鍵を開けて私を出したが耳元で囁いた。
『変な事をしたら、細切れにして家畜の餌にするからな?』
そう言うと、手錠を付けてきた。

「はぁ~馬鹿な奴、見なきゃ良いのに。後悔するだろうに。」
少女は、ボソッと言った。

後悔?そんなに酷い事を見せようとしているのか?
『ふふ、では行くから来なさい。』
女性に手錠を引かれて、部屋を出るとそこは何処かの施設だろうか?

廊下の感じは、病院みたいだが廊下自体は灯りは床にしか灯されていなく暗かった。
暫く歩くと、とある部屋にやって来た。

その部屋の入口にある、静脈認証だろうか?
女性が、手を当てると扉のセキュリティが解除され開いた。

そして、女性と二人中に入るとその中も最初は暗かったが直ぐに照明が灯された。
部屋の中には、何かの機器一式とガラス。
ガラスを隔てた先に、椅子に座らされてVRゴーグル・イヤホンをされた少女がガチガチと震えていた。
女性に、これは何だ!と思わず問いただすと女性はニヤリと笑みを浮かべ瞳も恐ろしかった。
『何をするかって?実験だよ?』
女性は、先程受け取った紙をスキャナーに読み込ませてからマイクを取り話し掛け始めた。

『もしも~し、ねぇ今さぁどんな気持ちかしらクフフ。』
「誰にも言わないから帰してよ…。」
椅子に座らされてる少女は、泣きながら懇願をしていた。

『安心しなさい…協力してくれたら帰してあげるわ?』
女性は、口では約束を守ると言っているが今見えた表情から察するに約束を守る様には到底思えない。
「小豆沢ちゃんは、どうしたのよ!? 」
『安心しなさい…小豆沢さんも貴女と一緒にいるわククク……。』

どうやら、囚われている少女の知人には小豆沢(あずさわ)という人物がいるようだ。
『では~扇戸さん、貴女の視界に映像が写るからね?ちゃんと、感想を言いながらリポートしてね?』

どうやら、少女は扇戸(おうぎど)と言う名前らしい。
映像をリポートさせる?何をだ?

『ククク…貴方も気になるのね?大丈夫、あの子に見せるものはこっちにも見えるから。』
そう言うと、扇戸の横に何やら器を持った人が立つ。

『はい、扇戸さん?見えるかしら!見てみて…目の前に美味しそうなシチューが見えるでしょう?因みに…扇戸さんって嫌いな食べ物ってある? 』

「ぱ……パクチー。」
『なら、安心ね?じゃあ、このシチューを食べてね?』

そう言うと、映像では口にシチューが運ばれてるのと同時に扇戸の横にいる人間が 彼女に何やら柔らかそうなのを食べさせていた。

『お味は、如何か?』
「お、美味しいです。」

それを見て、女性はニマニマした表情で嬉しそうだった。

『うふふ、良かった。実はね、扇戸さんに言わなければならない事があるの?』
「な、何ですか?」
『じゃあ、この映像を見てもらってから言うわね?』

すると、映し出された映像が何処かの個室なようで髪が長い少女が扇戸と同じように高速されイヤホンと目隠しされ座っていた。

「小豆沢ちゃん?」
どうやら、この少女が小豆沢なようだ。
女性は、この映像を扇戸に見せてどうするつもりなんだろうか?
小豆沢は、撮影しているカメラの方に体が向けられて真正面に向かい合っているような感覚だ。
扇戸が同じ映像を見ているとしたら、目の前に居るような感じだ。

「お願い…私をどうするの?」
「小豆沢ちゃん!私よ!」
扇戸が必死に声を掛けるが、何かしらで声が届いてないようだ。
『ふふん、単なる映像に必死になっちゃって愚かで面白いわね?』
女性は、その様子を楽しそうに見ていた。

だが、小豆沢の前にノミと金槌が現れた。
「え…今から、お前でリアル大工さんごっこをする?な、何を言っているの?今の状況の映像を出す?」
小豆沢は、更に怯えていた。
「小豆沢ちゃんに、何をする気なの?」
すると、映っていたノミを小豆沢のコメカミに当てると勢いよく金槌を振り上げた。
「なっ!や、やめてぇっ!」
扇戸の願いも空しく散り、小豆沢のコメカミにノミが勢い良く突き刺さった。
「ヴッグガァっ!ああ…。」
人間とは、思えない叫びが聞こえる。

「止めてよ…酷い事をしないでよ。」
だが、残酷な事に小豆沢への悪魔のような行為は続き…ノミを金槌で叩く音がきっと扇戸の耳に響いているのだろう。

『うふふ、良いわね?このまま続けなさい。』
女性は、この光景を見て興奮しているようだった。
配下に続けるように、指示を出していたのだが単純に自分で見たいだけなのでは、と思った。

そして、ノミで頭を損壊された小豆沢の頭を映像の手が掴みゆっくりと持ち上げると脳が露になった。
「ぐ…小豆沢ちゃん……小豆沢ちゃんをこんな目にするなんて……。」
扇戸は、泣き崩れた。

すると、映像に何やら熱され具…野菜だろうか?が入った鍋がコンロが室内。入ってきた。
『扇戸さん?泣いてるところ、悪いんだけど今度は料理体験をしてもらいますね?』
女性は、相変わらず笑顔で話す。
「無理…無理だよ、出来ない…出来ないよ。」
『まぁ…いいわ。じゃあ、見てなさいそのまま。』
すると映像の手は、小豆沢の脳を味噌汁を作る時に味噌をお玉で取るように抉り出した。
「うっ!」
そして、それを鍋に入れた。

すると画面の手はごそごそと何かを取り出した。
それは、よく市販されているシチューのルーだった。
それを鍋に入れて混ぜると…暫くして鍋より器によそう。

「こ、これは。」
扇戸が反応したのと同時に、この器に見覚えがあった。

そこで、映像が終わり先程までの映像が映し出されたのだがソコには先程食べさせられたシチューが入った器が1つ。
だが、この器は先程の小豆沢の拷問の時に映っていたものと同じだった。

「うっ……うぷっ。」
扇戸も理解したようで、瞬時に先程食べたシチュー然別体内にあったもの全てを嘔吐をしたかのように自身の脚の上に吐き散らかした。

『ククク…実際には、違うのに。勘違いしちゃって可愛いなぁ?だが…汚物撒き散らしやがって汚いなぁ~?』
女性は、再びマイクを取り扇戸に語り掛けた。

『アハハハ!今どんな気持ち?どんな気持ち?教えてくれないかしら?』
扇戸は、吐ききったようで自分自身汚れてしまったが泣きながら答えた。
「ひぐ…なんで、こんな酷い事を?小豆沢ちゃんや私が何をしたって言うの!」
扇戸は、女性に問いただした。

『アハハハ、食べさせていたのは小豆沢さんじゃないから安心してね?まぁ…シチューの具になったのは変わりないけどね?』
『貴女達を酷い事をした理由は…特には無いかな?偶然、そこに居た。ソレだけだよ? 』
女性は、口元のニヤニヤを隠せてないまま話した。

「そ、そんな。」
扇戸は、絶望していた。

『はい!じゃあ、次の実験はね…これだよ!さっき出来上がったばかりの設定だよニヒヒヒ。』
女性は、笑いながら釦を押すとモニター画面が変わって霧だろうか?先が見えない深い霧に覆われた町並みが見える。

「え?な、何なの?これは?」
無論、モニターの画像と扇戸が見ているものは一緒である。

『え~簡単に言うと、貴女には恐怖を体験してもらいます。』
『ただし、この空間のゴールに辿り着けば実験は終わりにし貴女を解放しますよ?』
「ほ、本当なの?」
『えぇ、私は嘘はあまり言いません。』
「あまりって事は、嘘も言うってことじゃないっ!」

女性は、微笑で言った。
『ならば、このままが良いと言う解釈で宜しいんですか?まぁ、私たちとしましてはサンプルが多いに越した事は、ありませんからね?』

「くっ…わかったわよ。やってやるわよ!」

扇戸は、半強制的ではあるが…実験にへの協力を受け入れた。

『ふふ、宜しいです。おっと?そんなこと言ってたら早速ソレが来ましたよ。』
と女性は、言うと扇戸との通信を切ったようでモニターで鑑賞を始めたのだ。
コイツは、悪趣味すぎると思ったが明白な目的もわからないから更に不気味でもある。
モニターに視線を戻すと、霧に影が見えてきた。
何の影だろうか?
ソレは、ユラユラとゆっくり近づいていく。
「な…何あれ? 」
扇戸が、震えているのがモニターの画面の震え具合でわかる。

そして…不気味な音声が聞こえてきた。

「オマエアナタキサマオマエアナタキサマ…ヨウコソオカエリクダサイ…タダイマイッテラッシャイ」
その音声の主は、近づいてくるソレだったが霧に隠されていたフォルムが露になり人のようだったが。
「あ……足が無い……。」

膝から下が無かった。
そして、顔も黒く塗りつぶされたかのように無かった。

「あ…あっ……な、何これ?」
扇戸は、腰が抜けてしまい地に尻餅をついてしまった。

「こ…ここ来ないでよぉっ!」

後退りは、するが立つことが出来なかった。

「いや、いや…お願いだから。」
すると、扇戸は失禁し霧が立ち込める中で彼女より湯気が上がった。
だが、無情にもソレは扇戸を捕らえた。

「アアアホシイクダサイアリガトウタイセツニぃっ!プレゼントプレゼントプレゼントプレゼントプレゼントメリークリスマスアケマシテオメデトウ」
ソレは、扇戸に対して意味が不明な言葉を繰り返し手を扇戸の頬に当てた。
「ペリパリピリポリパリ」

そして、顎下の皮膚を掴んだ。

「え?あっ!まさかっ…お願いだから止めてよぉっ!」
その時、モニター越しにソレの黒く塗りつぶされた顔の先にあるものが見えてしまった。
多分、扇戸にも見えていたのだろう。
だが、次の瞬間には扇戸の顔から皮膚はガムテープを剥がすかのように剥がれていた。

「ぃっ!」

扇戸の本体も、痛みを感じているのだろうか?モニターにて見える扇戸の様に痛みで暴れていた。
ソレは、暴れる扇戸の首を掴み先程剥がした顔の皮をチラチラ見せた。

「か…かえして…よ。」
ソレは、扇戸の顔の顔を黒く塗りつぶされた顔に入れた。
ムシャムシャと、それはまるで生春巻の皮を丸めて食べているかのようだった。

「あ…私の…私の食べないで…。」
すると、それは首を掴んでいない方の手で耳を掴んだ。

「え…いや、止めて耳は耳は!」
だが、彼女の願いは無惨にも打ち崩され彼女の頭部より片耳が千切り取られた。

「あァっ…いぃっひぐ。」

あまりの痛みに、悶絶してしまっている。
拘束されてる彼女の本体も、涙と鼻水…涎が駄々流れになり正常な判断が出来なさそうだった。
あまりの非道ぶりに、女性の胸ぐらを掴み止めさせようとしたが…逆に彼女に掴まれて床に顔を叩きつけられた。

『実験の邪魔をするなんて…そんな野暮なことしちゃって危うく殺したくなっちゃうわ。』
自分の無力さに、涙が出た。
そんな中で、モニターの中の扇戸は千切れた耳元より出血していた。
ソレは、千切り取った扇戸の耳を黒く塗りつぶされた顔で見つめていた。

「ヤワラカイアタタカイフンワリナメラカサラサラヤワラカイ…。」
また意味が不明な言葉を繰り返した。

そして、ソレは首を押さえていた手を扇戸の頭部のコメカミ付近を掴み口を開けさせた。

「えっ!なぁなふぃっ!」
先程、千切りった扇戸の耳をその口の中へと入れていく。

「ひぃっ!ふぃっやぁ…。」
そして、耳を喉の手前まで入れて強引に呑まさせた。
扇戸は、自身の耳を反射的に飲んでしまった。

「あ…おっおぇっ!」
扇戸は、吐き出そうとしたがソレは躊躇無く口に指を入れ舌を掴む。
「う……うぉっふぁめ、うえっ…。」
次の瞬間には、口に入れられた指が彼女の舌と一緒に出ていた。
扇戸の口から、血が溢れんばかり流れ出て口を金魚のようにパクパクしていた。
なお、拘束されている本体も流血はしていないが…同様だった。

やがて、動くのを止め…扇戸は動かぬ物と化した。
それを見て、女性は高らかに笑った。

『アハハハ、大成功だよ!外的危害を与えずに死んだ…死んだよ?見た?あの不様な死に顔?あぁ~多分何度見ても笑いのネタになるよ?』

『いやぁ…聴覚や視覚も恐怖を与えるとこうもあっさり死ぬなんてね?いやはやアイツに話を考えさせて正解だった!』
話?
直ぐに、疑問は解決されるのであった。

『疑問そうな顔をしているね?アイツら、サンプルに体験させたのはコレだよ!こ~れ?』
女性は、紙をヒラヒラと指で掴み舞わせてる。
それは、最初にスキャナーに読み込まさせていた少女に書かせていた紙だった。
『見せてあげようか?ほら?』
その紙には、先程…扇戸が体験させられた内容と恐ろしい程に酷似していた。
『ふふ、もうわかったでしょう?そう言えばまだ名乗って無かったわね?』
『サービスで教えてあげるわ?私の名前はルナヴァー。私はね、単純に怖い話を体験させたいのよ。』

女性は、満面の笑みで正面から話し掛けてくる。
『あの子は、ね?まぁ…吉備ちゃんって言うんだけど…話を考えさせるために誘拐してきたの?何か、賞とか取ってるし…少し誉めたらチョロかったよ?』

『まさかっ!自分の作品で、死人を出すとは知らずに協力してさぁアハハハ!』
な…なんて、なんて恐ろしい事をするんだ。

『毎夜、お母さん!お父さんって泣くのよ!ね?可愛いでしょうフフフ!』
あまりの衝撃に、考える事が出来なくなった。

『コレを利用して…先の未来で愚者達を私達の支配に陥れようと思ってるよ。』
く、狂ってる。

その考えは、人の命を軽視しすぎていた。

『ククク…じゃあサービスで、貴方に嬉しいことを教えてあげるよ?』
女性は、口角を上げて話した。

『次は…貴方の番だよ。』

そこから、視界が闇に堕ち…その先何が起こったか少なくとも私には語る術は無い。
もしかしたら、私のことも話として先に語られるかもしれない。

そして、誰かの命を奪うことにならないことを願うだけである。

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突然消えた男 投稿者:Mari

数ヶ月前に、夫と深夜、コンビニに行った帰り道を歩いていたときのことです。
 スーツ姿の、サラリーマンとおもわしき男性が前方に歩いていたのですが、なんだか明らかに不自然だったんです。
 人間ではない歩き方というか……説明は難しいのですが、そんな感じでした。

「今の人、なんだかおかしかったよね?」
 その人とすれ違ったあとに、夫婦でほぼ同時に振り返りました。
 すると、振り返ったのはすぐのことだったのに、男性の姿が消えていたんです。

 私たち夫婦は、自分たちで言うのもなんですが、霊感は強いほうだと思います。
 なので、また“見えて”しまったんだろうと、その場では終わったのですが……。

 数日後の地域のニュースを見ると、なんと、『男性の遺体が○丁目のアパートで発見』という記事が、アパートの画像付きで掲載されていたんです。
 画像と照らし合わせてみると、男性がまさに姿を消した場所に、そのアパートはありました。
 つまり、男性は姿を突然消したのではなく、正確に言えば、自宅に帰っただけだったんですね。

 ニュースを詳しく見てみると、なんでも、男性は飲み屋の帰り、外でぶつかったぶつからないの喧嘩をし、そこで相手に殴られて倒れ、頭を強く打ってしまったそうなんです。
 酔っ払っているから自分では判断ができずに、とりあえず家に帰ろうとして、自宅で亡くなったのではないか……という内容の記事でした。

 もしあのときに、私たちが男性に声をかけて、救急車を呼んでいれば、命は助かったのではないかと思うと、悔やんでも悔やみきれません。
 しかし、男性の歩く姿は、本当におかしかったんです。亡くなる直前のことだったので、フラフラしていたのは当たり前のことなのかもしれないですが……。

 後味の悪い結末として、今でも夫婦で引きずっています。

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「名前」 投稿者:マシンガンジョー

中学の同級生の女性とばったり買い物でスーパーに来たときに出くわす。
彼女は、由美子さんとする。
これから三回忌なのだという。

誰のかを聞くまもなく彼女は「私のせいなんだと思うのよ」

結婚して、しばらくしたころに電話がかかってきた。

知らない女性の声で何事かをつぶやいたあとに「しのぶがなくなる」 
という声が聞こえた。

いたずら電話だと思いあまり気にしなかったが、
しのぶとは母の名前なのでそれが亡くなるとは縁起が悪いなと思ったが、亡くなるどころかピンピンしている。
やがて数年して妹夫婦に子供が生まれる。

その妹夫婦の子供の名前が決まったというので、
聞くと驚いた。

自分と同じゆみこなのだ。

それに、気づいたあと、
電話で「しのぶが死んだらゆみこが死ぬ」
そんな電話があった。
あの日、かかってきた声だ。

ゆみこは私と妹夫婦の子供の名前なのでどちらが死ぬのだろう、あるいは両方死ぬのだろうか。

それじゃ三回忌に急ぎます。

そう言うゆみこさんにまさかと呟くと、
「母の三回忌です」と寂しそうに呟いて行ってしまった

次はなんとなく自分だという気がするのだという。

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2回のバイク釣行にて 投稿者:エビ蔵

この体験は10年以上前に私が実際に体験した出来事です。

当時、私は美容師になって1年、やっと仕事にも慣れ、休みも安定して貰え始めた夏頃でした。
高校生から憧れだった大きなスクーターの免許。仕事の休みを利用しコツコツと教習所に通いつめ取得。
人生初めての愛車を相棒にK県のS湖へ趣味の釣りをする為、朝から胸を高鳴らせ走っていました。

30分程走っていたころでしょうか。
目の前にトンネルが。
コンクリートでしっかり作られた物では無く昔の石を積み上げた長さ10m程のトンネルが目の前に見えてきました。
40キロほどで走っていたと思います。
トンネル手前で何故かセンターラインの方へバイクの車体が引っ張られるような感じがしました。
焦った私は反対へ必死にハンドルを切り急ブレーキをかけました。
前方のトンネルからは白いファミリーカーが。
トンネル突入直前で止まることができ衝突は免れました。
ただ、この時すれ違ったファミリーカーの男性がこちらを見てニヤニヤしていた事に気付き気持ち悪さを覚えました。
気を取り直し目的地へ。
釣りを満喫し帰宅。

この1回目の釣行からしばらく経った秋頃。
2回目のS湖へ。

1回目と同じ道を走った筈なのに。
2回目に走った時通らなかったんです。
何故か無かったんです。
あのトンネル。
冷や汗と恐怖がふつふつと湧き始め、釣りどころではなくなりS湖から慌てて来た道を引き返し帰宅しました。

あのトンネルは何だったのか。
そしてすれ違った白のファミリーカーと男性は一体何だったのか。

今となっては知らないままが良いのかなと思っています。

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ペンタブ 投稿者:影野ゾウ

これはある女性の絵描きさんから伺った話です。

アパートで深夜一人でペンタブで絵を描いていた時、
コーヒーでも入れるかと思い中座しキッチンに向かいました。

熱いコーヒーを入れ、配信を見ながらさあ仕上げるかとペンタブに向かった時、
彼女は真顔になりました。

制作中のイラストに自分のでは無い字で「ヘタクソ」と書かれていたんです。

「まあ新規レイヤーで書いてくれてたから速攻で消して普通に仕上げたけどね」
彼女はそう言いながら私が依頼した絵を納品してくれました。

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具合の悪くなる場所 投稿者:R

私は霊感がありません。
ですが、なんだか居心地が悪いなーここに長居したくないなーと思うことがあります。

親がを家を購入することになり、一緒に様々な物件を巡っていたときのことです。
その中で、妙に落ち着かない一軒家がありました。

そこは最寄り駅からは10分ほど歩いた住宅街の奥まったところに建っていた中古物件で、白い外壁に雨汚れがついた薄茶色のような…柵や壁にも蔦が巻き付いており、あまり綺麗とは言えない状態の見た目をしていました。
2階建てで現状渡しのため割引をしているとのことで、立地の割にはお得な物件ではありました。
中に入るとまずムワッとしたこもった埃っぽい空気と、やけにひんやりとした感覚に襲われました。

(気持ち悪いな…)
それが正直な第一印象でした。

不動産屋が窓を開け、部屋を案内していきます。

そこで異変が起こりました。
私は急に2階が見たくてたまらなくなったのです。
電気もついていない知らない家の中なのに、私は一人で階段を上がり手前にあった部屋の扉に手をかけました。
その瞬間、記憶が飛び気付いたときにはその部屋にあった押し入れの中で体育座りをしていました。
自分でも何が起こったのかわかりませんでしたが、なんだかそこから出たくないのです。逆にここにいないと危ないと本能的に感じるような、不思議な気持ちでした。

どのくらいそうしていたでしょうか。
2階にあがってきた母が私を見つけ「そんなところで何してるの」と笑いました。その瞬間、急にゾッとして押し入れから飛び出して家から早く出たくてたまらなくなったのです。
母にもう帰ろうと伝え、いそいそと家を出て不動産屋の車に乗り込みました。

あの家には、長居したくない何かがありました。
口では説明できない、不思議な感覚と嫌悪感。私以外にも感じたことがある人はいるでしょうか?
母や不動産屋には話しても、わかってもらえませんでした。

あれは霊なのか、本能的なものなのか、ただの勘違いや気分の問題なのか…
これを読んでいる人の中で同じ感覚になったことがある人がいたら、教えてほしいです。

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見える人 投稿者:ぽんぬ

去年の2月中旬のことです。
僕は所要があって秋葉原の某ゲームショップに行きました。
そこではちょっとしたイベントが催されていて参加するために行きました。
まだ冬の寒さど真ん中で厚着をして行ったのを覚えています。
開始時刻まで時間があったので店の近くにある喫茶店で時間を潰してました。
店内は混んでいましたが運良く席が空いて座ることができました。

30分ほど経った頃でしょうか。
開始時刻になったので店に向かいました。
段々と人が集まってきて、僕は1番にイベントの目玉である賞品がもらえるクジに参加しました。

そこでは某シナリオライターの方がいらっしゃりファンであったため握手とサインをしていただきました。
そこでたまたまいらしたゲーム会社のプロデューサーさんともお話する機会があり談笑していたのです。
楽しい時間波あっという間に過ぎふと振り返ると見てしまったんです。

シナリオライターの祁答院さんがゲームの主要キャラであるロットちゃんの等身大パネルのスカートの中を覗いているのを…

フッ…(ロウソクを消す音)

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今までで一番怖かった事 投稿者:コープス大好き人

これは本当にあった話なのですが、その日は観光地に友達と行った日でした。
友達と私はその地域の観光をぐるぐると回ってました。
そして、観光名所として有名な場所で外国人墓地というところがあり、そこに行くことにしました。

私達二人は霊感持ちです。
ですが、普通に観光マップに乗ってるほどの観光名所なので、大丈夫だとその時は思ってました。

私と友達は長い道のりを歩き、そしてその墓地に着きました。
そして、私が先に墓地に一歩足を踏み入れ、そして友達が足を一歩踏み入れたその瞬間、私は右足の骨がずれるような感触になりました。
すると友達も様子がおかしく、何が起きたか聞いたら、誰かに手を掴まれてると言いました。
私達はどうにかこうにか墓地から抜け出しました。
勿論墓地から離れると足の痛みも消えました。
そして私達の旅行は無事終わるはずでした。

私と友達は普通に帰り、私は友達と別れ、普通に家に帰りました。
それから、友達とラインのやり取りをしていたのですが、急にラインの既読がつかなくなりました。

何日たっても連絡が取れず、ズルズルと旅行から1ヶ月がたったある日、友達からラインがきました。
友達から話を聞くと、何と帰り道にトラックに引かれたとの事です。
幸い友達は無事でしたが、足を骨折したらしいです。

それが右か左かというと、なんと私が墓地に入った時に骨が外れる感触があったと同じ「右側」の足でした。
これは偶然なのでしょうか
それとも

私達は知る由もないですし、もう行くことはないでしょう。

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