限定版特典ショートアニメ「それゆけ!ミスティクル・ダイ部」 収録取材レポート!

PS Vita版本作の限定版特典となるこのショートアニメ。
シリアスは本編とは正反対のベクトルに向かって、突き進むこの不条理っ!シュールっ! そしてなんとも可愛らしいこのショートアニメは、それもそのハズ、制作は『秘密結社 鷹の爪』でおなじみのDLEが担当。2014年5月現在、『監督不行届』のFlashアニメなども絶好調の、やはり一種独特な味を持つアニメを作り続けている制作集団が手掛ける『解放少女 SIN』のショートアニメも、やはり独特のテイストを持つ抱腹絶倒の作品となりました。

解放少女 SINアナザーストーリーと銘打たれた本作『それゆけ!ミスティクル・ダイ部』は、忙しい合間を縫って出来うる限りの出演者の皆様にお集まりいただき、都内某所で行われました。
その中で、4人同時に収録することとなった現場に取材を敢行!

収録後の出演者の皆様にアニメの感想を語っていただきました。
みなさま、お疲れのところありがとうございました!

オフィシャルフォト_x640

写真左から
明坂聡美さん(明星かぐや役)
能登麻美子さん(不破 聖役)
小松未可子さん(環 小神子役)
石原夏織さん(左近田凪冴役)

―― 『解放少女 SIN』が7月31日にPlayStation®Vitaでの発売となります。
PS Vita版への移植決定に際してのご感想をお願いたします。

明坂聡美さん(以下、明坂)
明星かぐや役の明坂聡美です。携帯ゲーム機なので、いろいろに所へ持ち運んで楽しんでいただけるということで、かなり嬉しかったですね。
PS3版のときに、家で時間があるときにしかプレイできなかったので、時間が空いてしまって「お話をどこまで進めてたっけ?」ということが結構あったんです。今度は持ち運べるので、みなさんも通勤通学のときに小説を読むような感じで、楽しく進められるんじゃないかなと思います。

能登麻美子さん(以下、能登)
不破 聖役の能登麻美子です。PS Vitaへの移植のお話を伺ったときに、すごくたくさんの方に支持していただいた結果なんだろうなぁと思いました。移植されて、より多くの方に楽しんでもらえると思うと嬉しい気持ちでいっぱいです。

小松未可子様(以下、小松)
環 小神子役の小松未可子です。移植ということで、私もよりたくさんの方に楽しんでいただけるというのが嬉しいですね。
PS Vita版はイベントCGが増えたり、オープニングやエンディングが新しく追加されたりと、いろいろとパワーアップしているので、いままでプレイしていた方も、初めてプレイする方も楽しんで頂けると思います。ぜひお手に取ってみてください。

石原夏織さん(以下、石原)
左近田凪冴役の石原夏織です。『解放少女 SIN』は、収録時などたくさんの思い入れがある作品なので、また新たな展開になると聞いてとても嬉しかったです。
話が難しい部分もあるのですが、本当に考えさせられるストーリーになっています。
PS Vita版ではいろいろと追加要素もあって臨場感が増しているので、ぜひぜひ皆さんにプレイしてもらいたいなぁと思っています。

正調の4人

―― 今回の限定版特典では本編とは全く趣が異なりますが、収録した感想をお教えください。

明坂 本編が物凄いどシリアスで、かぐやもいろいろと壮絶な目に会うのですが、「よし海堂!アレやれ!コレやれ!」みたいな感じで、どんちゃん騒ぎをしているように楽しくできました。それに加え、私自身が今回のショートアニメ制作を担当されているDLEさんの『秘密結社鷹の爪』がすごく好きなので、同じようにプチプチして可愛くて、ちょっとブラックなテイストが盛り込まれていて、完成がとても楽しみです。

能登 仮の動画を見せていただいたのですが、仮の段階でもものすごく可愛らしくて、これはホントに絶対見たほうがいいです!!

一同(笑)

能登 いい意味で、度肝を抜かれるカットがたくさんありますので、ぜひ見ていただきたいなと思います。

小松 本編の小神子は、きびきび働き、クールなイメージなのですが、今回のショートアニメは、デフォルメされた姿で、やる気のない感じになっています(笑)各キャラクターの本編とは違った一面がのぞけると思います。すごくシュールなので、それを踏まえて本編をプレイするとちょっとやわらかい気持ちになれるんじゃないかと思っています(笑)

石原 最初に台本を頂いたときに、「あれ?解放少女ってこういう内容でしたっけ?」 「この用語は知っているけど、こういうことだっけ?」 ……ってなっちゃうぐらいびっくりしました(笑)
改めて台本を読むと、面白さがすごく湧き出してきて、くすくす笑っちゃってしょうがないっていう内容でしたが、先ほど映像も見せていただいて、「え~~~っ!?」ってなってしまうぐらい凄かったので、本是非皆さんに見てもらいたいです。

アニメの4人

―― 台本を読んで、他の方が演じられた部分をどのように想像されましたか?

明坂 海堂くん(主人公・海堂清人・CVは前野智昭さん)は、本編だとすごく真面目にいろいろやりますけど、今回のショートアニメでは徹底してツッコミに回っていましたね。台詞も多くて、ノリツッコミやら無茶苦茶なことになってるし、美少女閣僚たちにヤンヤヤンヤされて大変な目に会っていたので「前野さん、大変だな……」と思いました(笑)

能登 私も、清人さんはどういう演技をするんだろう? というのはすごく気になりました。今回は前野さんが先に収録されていたので、清人さんの声を実際に聞いてみると想像していたのよりも更に面白くて、なおかつ絵柄も素晴らしかったので、これはちょっと“清人さん推し”ですね(笑)

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小松 私も、清人くんのセリフ回しでパロディ的な部分があったり、気になりました(笑)そんな遊びができたのも、本編から外れた面白いところでしょうか。
実は本編と番外編で一番ぶれていないのがちるちる(弓波千流子 CVは悠木 碧さん)なのかな。

(一同納得)

小松 ちるちるを演じるのは楽しそうだなと思いつつも、ずっとあのハイテンションだから大変そうだなと思ったりしながら見ていました。

石原 私は凪冴という立場もあったので、やはり翔子さんの演技がどう来るのかなと、とても気になりました。本編だと対立しているのでバチバチに燃え上っていたのが、今回はちょっと状況が違うので、どんな感じになるのかなと、とっても楽しみにしています。

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―― 今回のショートアニメのテーマになっている「ミスティクル・ダイブ」を、今ご自身がされてしまったら、どんなキーワードが浮かんできますか?
※「ミスティクル・ダイブ」:。相手の精神世界に潜入し、脳裏に浮かんだキーワードを辿って情報を得る特殊能力。本編中では主人公・海堂清人のみが使用できる。

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明坂 私は今「ケーキおいしい!」ですね(笑)

能登 うわぁ!
石原 一緒!
小松 全員今ケーキが思い浮かんでいます。
一同(爆笑)

明坂 差し入れでいただいたケーキをみんなで食べたのが、おいしくて楽しくて、もうケーキ関連のワードで全部繋がってる気がします。

能登 私もまったく同じでした(笑)
それぞれ食べた味が、いちご、さくらと違っていて!

明坂 みんなが食べなかったマンゴーはどうだったんだろうとか(笑)

小松 ケーキとですね(笑)、それと「秘密結社 鷹の爪」が思い浮かんでいました。

一同 あーっ!

小松 スタジオのロビーに「鷹の爪」の写真があって、さっき眺めていました。 ひと仕事終えた後だからか、、ケーキと「鷹の爪」が思い浮かんでいますね。(笑)

石原 やっぱり私もケーキで、中に入っているクリームの、最初と最後の部分がいちご味になっていて、すごく上品だなと(笑)

一同(笑)

明坂 頭の中をのぞいてもケーキの話しになっちゃう(笑)

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―― 本編がシリアスで、この特典アニメは和気あいあいとしていますが、演じるにあたっての心持ちの違いをお教えください。

明坂 もう本編が難しかったですね。かぐやは「明星法」という軍事的な法律を作ろうとして、その専門用語や国会演説のようなセリフがすごくたくさんあって、そこに苦戦した思い出がものすごくあります。その分思い入れもすごく強いんですけど、もう二度と同じセリフは言えないかもしれない、なんて思ってます(笑)。
普段のかぐやは、自分が強くなくてはいけないというところがあって、結構、気を張っている部分が多いので、ショートアニメのほうで割とはじけていたり、すごくつまらないことにも食ってかかって「よし、勝負だ!」みたいなところがあって、勢いがあって好きです。

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能登 本編では、確かにコミカルなシーンや賑やかなシーンはありますが、やはり自分ではラストを知っているので、この賑やかな場面もいずれは……とちょっと切ない気持ちにもなりました。本編は収録が一人だったこともあるので、いい意味で追い込んで行くような気持ちで演じていました。
今回は、そういったことは一切忘れて純粋に楽しめて、違った良さがあったと思います。
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小松 私はショートアニメの収録が難しかったですね。 小神子は、冗談が効かないような大真面目なキャラクターで、シリアス以外の芝居になるとどこまで吹っ切れていいんだろうというテンション感を掴むのに苦労しました。
自分でも考えつつ、どこまで吹っ切れていいのかを指導をいただいて演じました。

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石原 本編での凪冴は大統領候補なので、演説がすごく長くて、私の頭では追い付けないぐらいのキャラクターでした(笑)
「わぁー、どうしよう」ってなったことがすごく記憶に残っています。他にも結末のほうで、心を揺さぶられるようなシーンもあったので、今回のショートアニメのほうが、心穏やかという感じでしたね(笑)
今回は、皆さんで収録できたということも大きな影響があって、みんながいると温かい感じがして、すごく楽しいなって思いながら演じることが出来ました。

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―― ユーザーの皆様へのメッセージをお願いします。

明坂 PS Vitaへの移植で、イベントCGがたくさん増えているので、更に物語の世界に立体感が出ていると思います。
個人的にすごく気になっているのが、花澤香菜ちゃんのエンディングが新規収録されているということですね。ですので、一回クリアした方も、このシーンがこんな風に変わったんだ、なんて思いながら、ぜひまた最後までプレイしていただいて、ラストには花澤香菜ちゃんの歌で癒されて欲しいなって思います。

能登 作品が一人でも多くの方に楽しんで頂けるというのは、本当に嬉しいことだなと思います。新しい要素としてイベントCGやオープニング、エンディングが追加になっていること、今回の限定版のショートアニメもかなりお勧めです。ぜひ何度でもこの作品をプレイして、物語に浸っていただければと思います。

小松 PS Vitaを持っている方は、いまこそ『解放少女 SIN』をプレイしやすいチャンスじゃないかなって思います。さらに機能的にもプレイしやすくなっているので、いままで全部のルートをやり切れなかったという人にもお勧めです。
持ち歩きもできるので、ずっと『解放少女 SIN』の世界に浸りながら、生活を送って頂きたいです。

石原 『解放少女 SIN』は、本当にはまることが出来る作品になっていますので、電車やいろいろな場所でプレイして、いろいろな人に見せつけて欲しいです(笑)
ショートアニメのほうも私が想像していたよりも数倍、数十倍とすごく面白い出来になっていると思いますので、ぜひそちらも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。

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